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作業船機関職の仕事

五感を研ぎ澄ませて異変を察知。発電用大型エンジンをはじめ、作業船内のあらゆる機器類を保守し、工事の継続に大きく貢献しています。

星 航平

機関職2016年入社

水産学部海洋機械工学科卒

入社して4年目になるが、海底の地盤改良を行う深層混合処理船の他、海底を削って土砂を採取する浚渫船や、海上でクレーン作業や杭打ち等を行う作業船にも乗船し、機関職を務めてきた。休日は、祖父から受け継いだレンズを装着したデジタル一眼レフのカメラを持って、風景写真の撮影に出かける。「作業船は全国各地で港湾工事を行いますから、様々な土地で撮影を楽しめるのが嬉しいですね」

発電用エンジン一つとっても大型ディーゼルエンジン 発電用エンジン一つとっても大型ディーゼルエンジン

作業船機関職は、作業船内の様々な機器の運転保守・点検、修理を担います。それに加えて、深層混合処理船に勤務した場合は、船上で地盤改良材をつくるプラントの運転作業と資材管理も任されます。機器の運転保守は、日々の見回り点検と消耗部品交換が基本業務です。船内の機器の動力源となる発電用のディーゼルエンジンは、最大でV型16気筒の8000PS。他にも改良機やアンカーのウィンチなど様々な機器が点検対象です。点検では目視、音や振動、匂い、温度も確認します。音や振動に異常があればベアリングや軸受けの摩耗かな、焦げ臭い匂いや温度の異常なら燃焼関係かなと、五感を研ぎ澄ませて障害の芽を摘み取っています。

責任を果たす重圧を、港湾整備に貢献する意義が跳ね除ける 責任を果たす重圧を、港湾整備に貢献する意義が跳ね除ける

海という自然を相手にする作業船の工事は、荒天の影響を受けやすいことから、スケジュールとの戦いになります。ですから作業時に機械や設備が止まることはあってはならないのです。
その安定稼働を支える機関職は、重大な使命を担っていると言えるでしょう。業務中の最も大変な事は、機器の点検中に異常が見つかった場合の判断です。そのまま運転を継続するか、短時間止めて応急処置をするか、全面的に停止して修理をするか。その判断を見誤り、想定が外れ機器に大きなダメージを与えてしまうと工事全体計画に悪影響を及ぼしかねません。責任の大きさを常に感じますが、四方を海に囲まれた島国である日本の港湾整備に貢献できるのは大きなやりがいです。

One Day Schedule

始業

乗船後に夜勤者から作業内容についての引継ぎを受け、その後に機関職チームでミーティング。役割分担や情報共有について話し合う。

点検作業

船内を回り、異常箇所がないか確認する。数名で様々な角度からダブルチェック、トリプルチェックを行うことで、見過ごしを未然に防いでいる。

昼食

船内で昼食をとる。休憩中は歓談で和む。

メンテナンス

交換時期を迎えた消耗品の取り替え作業を行う。大掛かりな修繕の場合は、工事の終了後に行うことが多い。

終業

資材の発注を終えて下船。作業船が沖合にある場合は交通船で上陸するが、接岸して作業を行なっている場合はそのまま陸に上がり、宿舎に向かう。



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