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作業船甲板職の仕事

効率よく海底の土砂を採取するために、見ることのできない海底の状況を海図やパイプの深度から判断し、浚渫機を操作します。

宮城 将

甲板職2010年入社

県立高等学校総合学科卒

これまでに浚渫作業のために渡航した国は、シンガポール、マレーシア、インドネシア、アラブ首長国連邦など10カ国以上。8週間にわたる海外船上生活も後半になってくると、4週間の長期休暇が楽しみになる。沖縄出身であるだけに、帰国して家に戻るとマリンスポーツや釣り、バーベキューなどを満喫するそう。最近は幼い姪と遊ぶことも多い。そうして十分に休息が取れたと感じるようになった頃、「次の勤務が楽しみになってきます」

技術と経験が求められる浚渫機オペレーターの仕事 技術と経験が求められる浚渫機オペレーターの仕事

甲板職の業務は、大型作業船での工事機械の操作とメンテナンスです。私も、世界最大級の自航式浚渫船「アンドロメダV」で浚渫機の操作を担っています。アンドロメダVは1〜4ノットの低速で航行しながらドラグヘッドで海底を削り、ポンプで土砂を海水ごと吸い込み、船内に土砂を積載して運搬する工事を行う自航式作業船です。日々の浚渫作業では、できるだけ短時間で土砂を満載量まで採取するように、測量班が作成した最新の海図や海底まで下ろしたパイプの長さを図るゲージなどを頼りに、目で見えない海底の状況を判断しながら効率の良い浚渫作業を目指します。土質が変われば操作もそれに合わせなければなりません。技術と経験が求められる業務です。

浚渫作業の合間に行うメンテナンスも重要な業務の一つ 浚渫作業の合間に行うメンテナンスも重要な業務の一つ

現在はシンガポール沖合で、埋立用に海底の土砂を採取・運搬する工事を行っています。浚渫機の操作は上手くいけば2〜3時間で完了します。浚渫現場から土砂の排出場所までの数時間の航行は航海士が担当しますが、その間は浚渫機の保守・メンテナンスや資材管理などを行います。この業務も重要で、劣化や消耗箇所を見過ごすと、後に機械が作動しないような状況に至りかねないからです。もしも海上で機械が壊れてしまうと、修理完了まで工事が長時間ストップします。そうならないためにも、ワイヤーの摩耗状況のチェックや交換時期の確認に目を光らせているのです。五栄土木の作業船甲板職は、誰もが保守・メンテナンスの技術を身につけています。

One Day Schedule

始業

自航式作業船は船内生活が基本で、24時間を交代制にて勤務する。業務の開始時にはそれまで作業していたメンバーからの引き継ぎを行う。

浚渫作業

効率よく採砂するには船の航行を担う航海士との連携が重要。前後でコミュニケーションを取りながら進めていく。

メンテナンス

排出場所までの航行中に、ノギスでワイヤーの太さなどを計測し、交換時期が迫っているかどうかを確認。

夕食

腕の良いコックが乗船しているため、食事内容にはとても満足している。

終業

後を担うメンバーに作業内容の進捗などを伝えてバトンタッチ。割り当てられる部屋は広く、ベッドや机の他にシャワールームまで完備。Wi-Fiにつないで映画を見てオフタイムを楽しむ。



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